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習主席、東南アジア3カ国歴訪を開始

習主席、東南アジア3カ国歴訪を開始

2025.04.15 政治・社会

中国の習近平国家主席は2025年4月14日、ベトナム、マレーシア、カンボジアの東南アジア3カ国を訪問する歴訪を開始した。

今回の歴訪は、中国が米国の関税攻勢に対抗し、ASEAN諸国との経済連携を強化することで、地域の安定と発展に寄与する戦略的な一手となっている。
これは、米トランプ政権が相互関税を発動した後、初の外遊となり、ASEAN諸国との経済連携を強化することで、米中貿易対立に対抗する意図がうかがえる。

習主席は最初の訪問国であるベトナムで、産業と供給網における協力強化を呼びかけた。また、5G、人工知能(AI)、グリーン開発などの新たな分野での協力拡大を提案した。両国は鉄道や防衛、安全保障など約40の協定に署名する予定である。習主席は「貿易戦争や関税戦争に勝者はなく、保護主義には出口がない」と述べ、自由貿易体制と供給網の安定を守る重要性を強調した。

マレーシアでは、習主席とアンワル・イブラヒム首相が「中国・マレーシア運命共同体」の構築に向けた協力を確認する予定。両国は、政治的相互信頼の強化や実務協力の深化を通じて、地域の平和と安定に寄与することを目指す。

カンボジアでは、習主席とフン・マネット首相が「鉄のように固い友好関係」をさらに発展させることを誓った。両国は、戦略的相互信頼の深化や「ダイヤモンド・ヘキサゴン」協力枠組みの充実を通じて、産業発展や安全保障分野での連携を強化している。

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