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マレーシア、「水資源枯渇の危機」には直面せず 副首相が見解

マレーシア、「水資源枯渇の危機」には直面せず 副首相が見解

2026.03.25 政治・社会

マレーシアのファディラ副首相兼エネルギー転換・水資源変革相は24日、世界的に懸念されている「水資源の破綻」の状況に、マレーシアは直面していないとの見解を示した。国内には依然として十分な原水資源があると説明した。 

同氏によると、マレーシアの年間降雨量は2,500ミリ以上に達し、再生可能な水資源量も年間5800億立方メートル以上と豊富で、物理的な水不足の状況にはないという。 

一方で、課題は水資源の不足ではなく、水資源の管理や保全、供給システムの効率化にあると指摘。河川流域の保護や統合的な水資源管理の強化が必要だと述べた。 

現在、国内のダム貯水量は最大で約90日分の水供給が可能とされるが、漏水などによって失われる「無収水」の割合は約34.3%と高く、処理された水の損失は年間約20億リンギに相当すると説明した。 政府はこの無収水率を25%まで削減できれば、新たな浄水施設を建設せずとも1日あたり約200万リットルの水を節約できるとしている。 

また、国内の水需要は2025年の約193億リットルから2030年には250億リットル以上に増加すると見込まれており、地下水やオフリバー貯水など新たな水源の活用を含めた長期的な対策が必要になるとしている。 

さらに、国内には2986の河川流域があるが、主要河川の約3割が工業排水や土地利用の影響で中程度から深刻な汚染状態にあるとされ、水処理への影響も懸念されている。 

政府は今後、デジタル技術や人工知能(AI)を活用した水管理システムの導入や、官民連携による資金調達の拡大を通じて、水資源の効率的な管理を進める方針だ。

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