【観光業は天候対応】猛暑と雷雨でも快適に

マレーシアで続く猛暑と局地的な雷雨に対応し、観光業界は訪問者の安全と快適な体験のため、迅速に対応策を取っている。
 

マレーシア観光連盟のタン・コック・リアン会長は、ツアーの出発時間を早め、屋内アクティビティや日陰の多いルートを増やすなど、暑さ対策を講じていると述べた。
ガイドによる熱中症予防の説明や、水の無料提供なども実施中だ。

「最近は冷房の効いた施設や水遊び体験への需要が増えている」とタン氏は話す。
「正しく対策すれば、マレーシアの魅力は十分に楽しめる」と強調した。

ホテル業界でも対策が進む。
マレーシアホテル協会クアラルンプール支部長のBEリム氏によると、「観光客は帽子や水で備えており、現状では深刻な熱中症リスクはない」とのこと。
高級ホテルでは冷たいタオルや水の提供が標準となっており、プールやリゾート施設も家族連れでにぎわっている。

また、マレーシア予算＆ビジネスホテル協会のスリ・ガネッシュ・ミシェル会長は、多くのホテルが冷房の強化、飲料水の提供、柔軟なチェックイン対応を行っていると説明。
館内掲示やフロントでの熱中症対策の案内も進めている。

観光業界全体が、暑さと雷雨に対応しながらも、安心してマレーシアを楽しめる環境づくりに努めている。