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マレーシア農業・食料安全保障省(KPKM)は、国内の難題である「パディ・アンギン(weedy rice)」問題に対応するため、マレーシア農業研究開発機構(MARDI)とBASF(マレーシア)社の20年にわたる共同研究の成果として、新たに稲品種「MR CL3」と「MR CL4」を発表した。
両品種は99日で早期収穫が可能で、1ヘクタールあたり7トン超の収量を誇り、葉いもち病や穂首いもち病にも耐性を持つ。
さらに、政府の「2年間5期作」やスマート大規模稲作(Smart SBB)計画にも活用が期待される。
商業化は、除草剤トレックと管理指針を組み合わせた「クリアフィールド生産システム」を通じて進められ、除草剤耐性を備える両品種が「パディ・アンギン」問題解決の切り札となる見通しだ。
*水田の中で勝手に生えてくる雑草化した稲(雑草イネ)の増殖による農業上の深刻な問題