【2025年9月8日】マレーシア政府は、8月31日にアフガニスタン各地を襲った大地震を受け、人道支援および災害救援（HADR）を実施すると発表した。
アフマド・ザヒド副首相は、支援内容として医療・保健分野の援助、食料および生活必需品の提供、さらに非政府組織（NGO）の参加を含むと説明した。政府は加えて、財政支援の実施も検討しており、金額については閣議で決定される見通しである。
一方で、現地の情報を踏まえ、特別災害救援チーム（SMART）の派遣は必要ないと判断された。副首相は、アフガニスタン大使館および外務省からの報告をもとに決定を下したと明らかにした。
ザヒド氏は犠牲者への深い哀悼と被災者への連帯を表明し、「マレーシア政府は、国際社会と共に被災者の苦しみを和らげるための取り組みを続ける」と強調した。
今回の地震はマグニチュード6.2を記録し、東部アサダバード南西27キロのヒンドゥークシュ山脈で発生した。これまでに死者は2,200人を超え、約3,600人が負傷したと報告されている。さらに、9月2日には同地域でマグニチュード5.5の余震も確認された。
