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アンワル・イブラヒム首相は25日、トランプ米大統領と電話協議を行い、マレーシアが ASEAN 議長国として東南アジアの地域平和に積極的な役割を果たす意向を強調した。
首相は、その会談の中で、カンボジアとタイの停戦合意を巡る調停実績を挙げ、「この成果はマレーシアの信用力と ASEAN の強靭さを示すものだ」と表明した。トランプ大統領もこれを「重要な達成」と評価し、米国としてマレーシアとの協力強化を歓迎したという。
さらに首相は、来月開催される第47回 ASEAN サミット(プトラジャヤ開催)にトランプ大統領が出席することを期待感をもって迎えつつ、この場を通じて地域の安全、安定、繁栄の実現に向けた協働を加速したい旨を述べた。
この電話協議は、米国通商代表部(USTR)のジェイミソン・グリア代表がマレーシアを訪れていたタイミングで行われた。彼は現在、ASEAN 経済大臣会合等でデジタル貿易やサプライチェーン強化などの議題を巡る交渉にも参加している。
この動きについて一部アナリストは、マレーシアが国際舞台で調停国としての地位を強化し、ASEAN の統合を主導するメッセージを発していると分析している。