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シンガポールで自動車を所有するのが困難な中、マレーシア・ジョホール州の新興企業「Carlogy Malaysia Sdn Bhd」が、同国に高級車やスポーツカーを保管・所有したいシンガポール人向けのサービスを展開して注目を集めている。
Carlogyは車両の保管、整備、コンシェルジュサービスを備えた自動車ライフスタイル拠点をスカダイに構え、24時間体制のセキュリティやリアルタイムのCCTV映像確認サービスを提供している。
保管料は通常保管が月額700リンギ、空調付き保管が1,000リンギとなっている。
共同創業者のヒーラジ・シャルマ氏によると、シンガポールのCOE(車両取得権)制度では車を永久に所有することができず、近年の高騰でCOE単体の価格が10万シンガポールドル(約1,140万円)を超える中、マレーシアでの自動車所有はシンガポール人にとって大きな魅力となっている。
現行法では外国人によるマレーシア登録車の所有は合法で、シンガポールへ持ち込まない限り問題はないとされる。
Carlogyはシンガポールとの国境に近い立地を活かし、購入から保管、整備、さらにはジョホールバル市内への配送まで一貫したサービスを展開しており、ポルシェやBMWなど特定ブランドの要望も多く寄せられているという。
シンガポール・ジョホール特別経済区の進展やRTSリンク開業を追い風に、同社はさらなる利用者拡大を目指す方針だ。