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マレーシアと中国、ASEAN-GCC-中国サミット通じ戦略的協力強化へ

マレーシアと中国、ASEAN-GCC-中国サミット通じ戦略的協力強化へ

2025.05.27 政治・社会

マレーシアのアンワル・イブラヒム首相と中国の李強首相は、本日クアラルンプールで開催される「ASEAN・湾岸協力会議(GCC)・中国サミット」を通じて、戦略的協力関係をさらに強化することで合意した。
 

アンワル首相は、2025年のASEAN議長国として、中国の地域協力強化に対する強いコミットメントに深い感謝の意を示した。

首相は5月26日、自身のX(旧Twitter)投稿で「2025年ASEANサミットの一環として李強首相と会談し、経済、ハラル産業、貿易、交通(特に東海岸鉄道計画)、グリーンエネルギー、人工知能技術といった重要分野における協力強化について話し合った」と述べた。


また、マレーシアの近代化を支援する中国の姿勢に謝意を表し、グローバルサウスの連帯の重要性を強調した。
アンワル首相は「この協力はマレーシア、中国、そしてASEAN全体にとって有益であり、地域の経済成長を後押しするものだ」と語った。


李首相は同日午前にマレーシアに到着し、本日クアラルンプール・コンベンションセンターで開かれる初の「ASEAN-GCC-中国サミット」および第2回「ASEAN-GCCサミット」に出席する予定である。
これらのサミットは、地域内および地域間の協力を推進する戦略的なプラットフォームと位置付けられている。


同日夜には、46回目となるASEANサミットを記念し、アンワル首相主催の晩餐会にも出席した。
今年の議長国テーマは「包摂性と持続可能性」とされている。


なお、今回の議長国就任は、マレーシアにとって1977年、1997年、2005年、2015年に続く5回目となる。

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