ホームマレーシアニュース公共交通のデジタル化を加速せよ 運輸相、オープン決済導入を強調
公共交通のデジタル化を加速せよ 運輸相、オープン決済導入を強調

公共交通のデジタル化を加速せよ 運輸相、オープン決済導入を強調

2025.07.15 政治・社会

マレーシアのアンソニー・ローク運輸相は、公共交通の利便性と効率向上のため、全ての交通事業者に対しサービスのデジタル化とオープン決済システムの導入を強く求めた。
ローク氏は「公共交通ネットワークの統合と乗客の利便性確保のため、オープン決済は必須だ」と述べ、ケレタピ・タナ・ムラユ(KTMB)の新アプリ「KITS Style」の発表式典で強調した。


「KITS Style」は2019年に導入されたKTMBの統合チケッティングシステム(KITS)の進化版で、AIによる経路検索、航空券やホテル、観光施設、レンタカー予約、鉄道利用のポイント制度、保険や公共料金の支払い、送金、モバイルチャージ、各種ライフスタイル特典など、多機能を備えたモビリティ・アズ・ア・サービス(MaaS)プラットフォームだ。

ローク氏は「KTMBはプラサラナより一歩先にデジタル決済を進めており、これは公共交通事業者間における健全な競争だ」と評価しつつ、KTMBが国内外の利用者に信頼性と安全性、リアルタイムのサービスを提供し続ける重要性を強調した。


KTMBはCapital AおよびMastercardと覚書を締結し、デジタル統合と安全なキャッシュレス決済の強化を図る。
新アプリは既存の460万人のKTMBアプリ利用者にさらなる利便性を提供し、新規顧客獲得も目指すという。

Tweet Share
農業省、新稲品種を発表 「*パディ・アンギン」対策へ20年の成果
農業省、新稲品種を発表 「*パディ・アンギン」対策へ20年の成果
EV化の新戦略 従来型車両の電動化で雇用創出と環境対応を両立
EV化の新戦略 従来型車両の電動化で雇用創出と環境対応を両立

Mtown公式SNSをフォロー

関連メディア