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マレーシア政府は9月10日、「教育(改正)法案 2025」を可決し、義務教育を現在の初等教育から中等教育まで延長する制度改革を断行した。
教育省は、今回の改正が「生徒の中途退学、児童婚など教育へのアクセス不足がもたらす諸問題を削減するため」に欠かせない措置であると明言し、1996年教育法(Act 550)に整合させたものとして位置づけた。
教育相サイドク氏は、2003年に義務教育制度が導入されて以来、初等学校の就学率は92.9%から99.39%に上昇し、ユネスコの目標を上回った実績を掲げたが、中等教育、特に前期中等(下級)で96.31%、後期中等(上級)で92.6%とさらなる改善の余地が残ると指摘した。今回の義務教育延長により、生徒が中学5年(Form Five)まで教育を修了する機会が格段に増え、高等教育進学や労働市場への参入可能性が大幅に高まると訴えた。