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マレーシア人がインドを経由して欧州へ向かう旅客について、欧州の国境当局が乗り継ぎ便(トランジット便)搭乗前に追加の審査を行うようになる見通しであると、インド・ニューデリーにあるマレーシア高等弁務官事務所が発表した。
この措置は、欧州側が「乘客プロファイリング手続き(Passenger Profiling Procedures)」をより厳しく適用することを決めたためだという。マレーシアから、これらの手続きに不適合とされ、帰国を希望するために領事支援を求める旅行者の数が増加していることも報告されている。
高等弁務官事務所は、出発前にパスポートやビザ、復路便(帰りの航空券)の有効性が確かであることを確認するよう旅行者に強く呼びかけている。また、宿泊先の予約書や旅行日程、十分な資金の証明など、追加で求められる可能性のある書類にも備えておくよう指示している。
さらに、関係する航空会社や、マレーシアにある欧州の在外公館に最新の要件を事前に問い合わせ、インドでの乗り継ぎ時には余裕を持った時間をみるように注意を促している。
今回の勧告は主にマレーシア国民に向けて発せられているが、インドを経由して欧州へ向かう旅客全般に追加審査が強化されるため、在マレーシアの日本人を含む外国人旅行者も影響を受ける可能性がある。とりわけ必要書類の不備や乗り継ぎ時間の不足がある場合には、追加のチェックや搭乗拒否のリスクがあるため注意が必要だ。
領事支援が必要な場合は、マレーシア国籍の旅行者はニューデリーの高等弁務官事務所に連絡するよう案内されているが、日本人を含む他国籍の旅行者も、事前に自国大使館や航空会社へ問い合わせ、最新情報を確認することが推奨される。