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マレー半島東海岸で被害が広がっている洪水について、国立南極研究センターの気候学者、アジザン・アブ・サマ教授は「モンスーンサージ」と呼ばれる現象によって雨雲が内陸部に押し込まれることで引き起こされていると指摘している。
現在、北東モンスーンによる洪水の被害を受けている州は、クランタン、トレンガヌ、クダ、ペルリス、ペラ、ネグリ・スンビラン、マラッカ、ジョホールの8州に及んでいるが、特に東海岸のクランタンとトレンガヌの2州が深刻な影響を受けている。
洪水のパターンは年ごとに異なるものの、今回のような大規模な洪水は特定の北東モンスーンの季節に年1度だけ発生する傾向があるという。
これまでの例として、2013年にタイ南部で大洪水が発生、翌2014年にはクランタンでさらに深刻な被害が出たが、どちらも同じ「モンスーンサージ」によるものと同教授は説明する。このように、洪水は年によって影響を受ける地域が異なるものの、根本的な原因は同じであることが多いとされる。
Padiberas Nasional Bhd(Bernas)が発表した輸入白米(BPI)の価格引き下げについて、業界関係者や消費者団体は、レストランの食品価格に与える影響は最小限にとどまるとの見解を示した。
ペタリンジャヤ・コーヒーショップ協会のキウ・コク・メン会長によれば、多くの屋台では地元産の米を使用しており、BPI価格の値下げが食品価格の低下につながる可能性は低いと述べた。
「高級レストランでは主に輸入米を使用していますが、鶏飯や炒飯、ミックスライスを提供するコーヒーショップの屋台では、ほとんどが地元産の米を使用しています。そのため、このBPI価格引き下げの恩恵を受けるマレーシア人は少数にとどまるでしょう」と述べた。
Bernasは、12月3日(日)からBPIの価格を1トンあたり3,000リンギから2,800リンギに引き下げると発表しているが、この値下げが屋台やカジュアルな外食産業に直接的な影響を及ぼす可能性は低いと考えられている。