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2016年以降、マレーシアを含む複数の国で計388人の被害者から総額1億475万リンギ相当を詐取したとされる大規模な外国為替投資詐欺が発覚し、迅速な対応が求められている。この詐欺は、ロシア人の金融専門家を名乗る人物らによって組織的に行われたとされ、年間20~30%の高収益を約束して被害者を勧誘していた。
被害者は、専門職から退職者まで幅広く含まれ、2022年に配当金の支払いが停止した後、騙されたことを認識したという。彼らの利益は操作不可能な口座に凍結され、アクセスできない状況に陥ったとされる。マレーシア国際人道機構(MHO)のヒシャムディン・ハシム氏によれば、被害額は1人あたり2万リンギから100万リンギを超える場合もあるという。
この事件を受けて12月9日、ペナン州ルブ・ライトにあるバンク・ネガラ・マレーシア(BNM)のオフィス前で記者会見が行われた。会見には約200人の被害者が集まり、正義の実現と当局による責任追及を求めた。
この詐欺事件は、多国間での被害をもたらしただけでなく、金融機関や規制当局に対する信頼にも深刻な影響を及ぼしており、迅速な解決が急務である。