サバ州、来月から全住民に無料の個人保険提供を発表

サバ州政府は、全ての住民に無料の個人事故保険を提供する新たなグループ保険制度を承認したことを、マシディ・マンジュン財務大臣が発表した。
この保険制度は、サバ州政府が全額負担し、州政府所有の企業「プログレッシブ保険会社」を通じて実施される。
「この取り組みは、特にB40層（低所得層）のサバ住民の福祉を守り、困難な状況において経済的な負担を軽減することを目的としています」とマシディ大臣は述べた。

この保険は、サバ州の住民であれば、生後1ヶ月から80歳までの全員が対象となり、自動的に加入される。
保険は、最大1万リンギット（約25万円）の個人事故保険を提供し、さらに葬儀手当として500リンギット（約1万3000円）が支給される。
保険の提供期間は2025年5月1日から2028年4月30日までの3年間で、対象者全員が自動的に加入される。

マシディ大臣によると、保険金の請求は迅速に処理され、必要書類が完備されれば、14日から30日以内に支払いが行われる見込みだという。

また、プログレッシブ保険は、対象者の資格要件、請求手続き、必要書類に関する詳細な情報を発表する予定であると伝えられている。

この新しい保険制度は、サバ州民にとって大きな支援となり、州の福祉強化に寄与することが期待されている。