ジョホール州のチョゴック・ダムの貯水池が8月28日に完全に枯れたことがわかった。同ダムはムルシン郡8200世帯に水を供給しており、深刻な水不足に見舞われている。
同州の水道会社SAJホールディングス社によると、ムルシン郡では過去数年の降水量が少なく、今年は特にこの地域の水不足が深刻。同ダムはムルシン川から水を引いているが、この日にダムの水位計測で訪れたところ、枯れてしまっていることに驚いたという。貯水池の底はヒビが割れた状態で丸見えとなっている。
この事態を受け、同州政府は5000万リンギを投じて、レンゴール川からトゥンル浄水場にパイプを敷設してムルシン郡に給水する措置を講じることを31日に明らかにした。パイプは全長30キロに及び、暫定的な措置という。連邦政府とは長期的な対策を検討していると同州政府は語っている。
同州ではムルシン郡を含む一部地域で3月から断続的な断水措置をしている。2日に一回の給水で、生活に大きな影響が出ている。(Mtown)
写真:水がなくなったチョゴック・ダム
http://www.nst.com.my/news/2016/08/168851/congok-dam-mersings-main-source-water-has-completely-dried