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9月16日は、1963年にサバ州とサラワク州がマラヤ連邦に加わり、マレーシアが正式に成立したことを記念する「マレーシアデー」である。今年の国家レベルの祝賀行事はペナン国際コンベンション文化・芸術センター(PICCA)で行われ、アンワル・イブラヒム首相が開会を宣言する予定だ。式典にはサバ州やサラワク州の首脳らも出席する。
ペナンの警察官アレクサンダー・A氏は、本来なら家族とコタキナバルで祝うところだが、今年は祝賀行事の警備に従事する。「制服を着てこの特別な日に勤務できることを光栄に思う」と語り、先祖が苦労して得た自由と調和を大切にするよう家族に伝えている。サラワク出身で現在ペナンに暮らす24歳のヨハン・A氏も、友人と祝日の雰囲気を共有する予定で、文化公演や伝統料理の屋台を楽しみにしているという。
一方、祝日を前にホテル業界にも活気が出ている。Prestige Hotelは稼働率の上昇を見込み、Iconic Hotelは特別パッケージを打ち出して宿泊需要の増加を狙う。近年、マレーシアデーはサバやサラワクに限らず各州で開催されるようになっており、今年はペナンがその舞台となる。多様な人々が集うこの日を通じて、団結と調和の精神が改めて強調されることになる。