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ペナン島ジョージタウンの歴史的建築、アチェ通りモスク(マスジッド・レブ・アチェ)は、ここ数年、ラマダン期間中に非ムスリムを招き、共にブカプアサ(断食明けの食事)を行うなど、宗教間の理解促進に取り組んできた。
モスクの門には非ムスリムの訪問を歓迎する看板が掲げられ、委員のモハド・ノルヒシャム・モハド・アブドゥル・カディル氏は「イスラムの平和的教えを広め、誤解を解きたい」と語る。
ラマダン中には、地元の教会の神父や中国系組織、寺院関係者らを招いたハーモニー・イフタールを開催し、多民族・多宗教都市としての調和を象徴している。
モスクは礼拝時間外であれば訪問可能で、内部見学には適切な服装が求められる。
敷地内には19世紀建築の木造と煉瓦造りを併用したバンガローが5軒残り、長年住む住民がいる。
うち1軒は宗教学校への改修計画が進む。
アチェ通りモスクは1808年、インドネシア・アチェ出身のムスリム指導者トゥンク・サイイド・フセイン・アル・アイディドによって建設され、かつて「ミニ・メッカ」と呼ばれた地域の中心的存在であった。
中国風やムガル様式を取り入れた独自の建築様式も特徴で、7月7日の歴史的建築オープンハウス・プログラムでも一般公開が予定されている。