ホームマレーシアニュースペナン競馬クラブ、160年の歴史に幕 最終レースは5月31日
ペナン競馬クラブ、160年の歴史に幕 最終レースは5月31日

ペナン競馬クラブ、160年の歴史に幕 最終レースは5月31日

2025.04.21 政治・社会

マレーシア最古の競馬クラブであるペナン競馬クラブ(PTC)は、420日(日)に開催された臨時総会において、クラブの解散を全会一致で決定した。

総会では320名の正会員のうち318名が解散に賛成し、2票が無効票となった。
これにより、2024610日に行われた第一次特別総会で可決された解散決議が正式に確定された。
PTCは今後、解散手続きに着手する予定で、完了までに1年から2年を要すると見られている。

競馬活動の終了は、赤字削減を目的としており、クラブの委員会が定めた日付にて、関係機関および関係者に通知される。
現在PTCには調教師が2名、厩舎にはわずか8頭の馬が残されている。

クラブの最終レースは2025531日に開催される見通しで、これをもっておよそ160年に及ぶ歴史に終止符が打たれる。

PTC1864年に設立され、当初はマカリスター・ロードに無償で提供された土地に木造とアタップ屋根の施設を建設して競馬を行っていた。1939年には現在のタマン・ジェッセルトン・ハイツ近隣の敷地へ移転した。

近年、シンガポールやマカオの競馬クラブも相次いで閉鎖されており、PTCの閉鎖はこうした流れの一環といえる。なお、マレーシア国内では、ペラ競馬クラブ(1886年創設)およびセランゴール競馬クラブ(1896年創設)の2クラブが今後も活動を継続する予定である。

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