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マレーシア・ペナン州で進められていた全23件の水道関連工事が27日午後1時48分に完了し、スンガイ・プライ川横断送水管(SP-RCP)接続工事も無事終了したことから、影響を受けた地域への水道供給が徐々に全面復旧する見通しとなった。
チョウ・コンヨウ州首相は、金曜午後10時より開始された工事が予定通り完了したことを受け、ペナン水道公社(PBAPP)のチームが現在、配水システムのテストおよび管内の空気除去作業を行っていると説明した。
「スンガイ・ドゥア浄水場からの処理水が完全に供給されるまで、段階的な復旧が進められる。今夜中にセベラン・プライ・セラタン(SPS)や北東・南西地区の一部を含め、88%の復旧を目指し、28日午前10時までには100%の供給回復を予定している」と述べた。
SP-RCPプロジェクトでは直径1.35メートルの送水管2本を接続する作業が含まれており、チョウ州首相によれば、高潮の影響など天候による軽微な遅れが生じたという。
「作業現場はスンガイ・プライ川のすぐ隣にあり、過去2日間の高潮により作業が困難になったが、27日午後に全ての作業が無事に完了した」と述べた。
州首相は、水の供給が回復した住民に対し、復旧プロセスを円滑に進めるため節水を呼びかける一方、まだ供給が回復していない地域の住民には引き続き忍耐を求めた。
PBAPPの27日午前11時30分時点の報告によれば、計画断水(Scheduled Water Supply Interruption:SWSI)の影響を受けた34万1,708件のアカウントのうち、16万2,000件がすでに復旧している。
地域別の復旧状況は以下の通り:
- セベラン・プライ・ウタラ:100%
- セベラン・プライ・トゥンガ:88%
- 北東地区:84%
- セベラン・プライ・セラタン(SPS):38%
- 南西地区:10%
このSWSIは、スンガイ・ドゥア浄水場の能力強化を目的とした1億900万リンギット(約2,500万米ドル)規模の23件のアップグレードプロジェクトに伴うもので、ペナン州5地区の計46万5,000人の消費者に対する水供給の改善を目的として実施された。
当局は引き続き、安定した水供給の確保と住民の生活支援に努める方針である。