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米国の相互関税政策を巡る不透明感が続く中でも、リンギは依然として堅調であると、マレーシア国立銀行(バンク・ネガラ・マレーシア、BNM)のアブドル・ラシード・ガフール総裁が述べた。
為替市場の不安定さは政策方針、特に関税の期間に関する明確な見通しが得られるまで続くとしつつも、域内通貨は堅調に推移していると語った。
ラシード総裁は、マレーシアの経済が引き続き力強い成長を示しており、政府も構造改革に取り組んでいる点が通貨の支えとなっていると強調した。この発言は、クアラルンプールで開催された第12回ASEAN財務大臣・中央銀行総裁会議(AFMGM)終了後の記者会見で行われた。
また、トランプ米大統領が中国を除くすべての国に対して相互関税を90日間停止したことを受け、リンギは3日続いた下落から反発。
木曜日午後6時時点で、リンギは1米ドル=4.4670~4.4730となり、前日の4.4935~4.4990から0.58%の上昇を記録した。
さらにBNMは、地元輸出業者に対して輸出収益の国内還流を促すなど、リンギを支えるための対策を引き続き講じていく方針を示している。今後も政府の経済政策と中央銀行の対応により、リンギは安定を保つと見られている。