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マレーシアのスルタン・イブラヒム国王が2025年8月5日から10日までロシアを公式訪問することが発表され、両国の外交関係における歴史的な節目として注目を集めている。
マレーシアのロシア駐在大使チョン・ルン・ライ氏は、「この訪問は、1967年の国交樹立以来、マレーシア国家元首によるロシア初の公式訪問であり、両国外交関係の頂点を示すものである」と述べた。
国王は首都モスクワに到着後、クレムリン宮殿でロシアのプーチン大統領と公式会談を行い、貿易・投資、高等教育、技術革新、人的交流、デジタル変革、農業・食料安全保障、さらに地域・国際問題に関する協力強化について協議する予定である。
また、ロシアの技術開発機関やイノベーション拠点「トーチカ・キペニヤ」を訪問し、企業幹部との面会も予定されている。
8月8日にはロシア第5の都市カザンを訪れ、タタールスタン共和国首長ルスタム・ミンニハノフ氏と会談を行う。
ハラル産業や農業技術を含む経済分野での協力が期待されている。
さらに、カザン・ヘリコプター工場を視察し、民間用・防衛用・救助用ヘリコプターの製造現場を見学する予定だ。
2024年におけるマレーシアとロシアの二国間貿易額は114億6000万リンギ(約24億8000万米ドル)に達し、ロシアはマレーシアにとって欧州で9番目、世界で28番目の貿易相手国となっている。
2025年上半期の貿易額は41億3000万リンギ(約9億4570万米ドル)に達している。