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マレーシア、2029年までに東南アジア初のロケット打ち上げ台を設置へ

マレーシア、2029年までに東南アジア初のロケット打ち上げ台を設置へ

2025.09.22 マレーシアニュース

マレーシアは2029年までにロケット打ち上げ台(launch pad)を建設し、東南アジアで初めてその設備を保有する国になることを目指している。政府宇宙機関(MYSA:Malaysian Space Agency)のディレクター・ジェネラル、ダトク・アズリカミル氏がこの計画を公式に発表した。 

打ち上げ台の候補地は、パハン州、サラワク州、サバ州の三か所であり、既に外国の投資者を含む三者が関心を示しているうち、一者は先週、完全な実現可能性調査を提出しており、その報告書は提出後90日以内に評価される予定である。 

このプロジェクトは国家宇宙政策2030(National Space Policy 2030)と整合しており、うまく実施されれば宇宙産業の成長を通じて国内総生産(GDP)に100億リンギットを超える貢献をする見通しである。 

また、マレーシアは地球赤道地帯に位置する地理的優位性を活かし、燃料消費を抑えた効率的な打ち上げが可能となると説明されている。プロジェクトには衛星地球観測、スペースシティ(宇宙都市)構想、打ち上げサービス提供などの要素も含まれる。 

この打ち上げ台建設は政府と民間企業の連携形式で行われ、必要な承認と基礎工事が整い次第、2029年初頭から建設に着手する予定である。地元コミュニティには、新たなインフラ施設、エネルギープロジェクト、雇用機会の創出など、経済的波及効果も期待されている。 

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