Strohm、マレーシア沖深海油田にTCPジャンパー供給へ

オランダに本拠を置くエネルギー技術企業Strohmは8月20日、マレーシア沖の深海油田開発プロジェクトに向け、TCPジャンパー（熱可塑性複合材パイプ）4本を供給する契約を獲得したと発表した。
契約は現地企業Dynamic Ocean Sdn Bhdを通じて締結され、数カ月以内に現場での導入が開始される予定である。

TCPジャンパーは従来の鋼管に比べ軽量で耐腐食性に優れ、設置やメンテナンスの効率向上につながるとされており、深海油田の過酷な環境での採用が進んでいる。
マレーシアは石油・ガス資源に依存する経済構造を持ちつつも、持続可能な技術導入による効率化とコスト削減を模索している。

Strohmの担当者は「今回の供給はマレーシアのエネルギー分野における持続可能なソリューションを支援するもの」とコメントした。
今回の契約は外国企業による技術投資の好例であり、マレーシアの石油・ガス産業の競争力強化と国際的な協力関係の深化を象徴する事例と位置づけられる。