東京・月島のもんじゃ文化を発信する「月島もんじゃ こぼれや」が、6月27日、LaLaport BBCCにてグランドオープンする。
今回オープンするKL店は、同ブランドにとって初の海外店舗。マレーシアに暮らす日本人にとっては、どこか懐かしく、そしてローカルの友人や家族を連れて行きたくなる“東京の味”が、クアラルンプールで楽しめる新スポットの誕生となる。
オープニングセレモニーには、「こぼれや」の運営会社である株式会社delta 代表取締役社長の中村 謙作氏が登壇。アンバサダーに就任した優木まおみさんも来場し、もんじゃ焼きの魅力や、日本食が持つ安心感について語った。また、在マレーシア日本国大使館の二瓶公使、マレーシア日本人商工会議所(JACTIM)の鳴釜会頭も参列。日本発の食文化をマレーシアへ広げる新たな一歩を、関係者とともに祝う華やかな式典となった。
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“もんじゃを売る”のではなく、東京の食文化を届ける
中村社長がスピーチで強調したのは、今回のマレーシア進出が単なる飲食店の海外出店ではないという点だ。
「私はもんじゃを売るためにマレーシアに来たわけではなく、東京の食文化をマレーシアへお届けしたいと考えています」
もんじゃ焼きは、ただ食べるだけの料理ではない。家族や友人と一つの鉄板を囲み、会話を弾ませながら、同じ時間を共有する料理である。焼き上がるまでのライブ感、鉄板から立ち上る香ばしい香り、ヘラで少しずつ食べる楽しさ。そこには、食事を通じて人と人が近づく、日本ならではの温かい文化がある。
中村社長は、家族や友人との時間を大切にするマレーシアの文化と、鉄板を囲むもんじゃ焼きの楽しみ方には高い親和性があると見ている。
一人ひとりが別々の料理を食べるのではなく、同じ鉄板を囲み、同じ料理を少しずつ分け合う。その体験こそが、もんじゃ焼きの大きな魅力といえる。


なぜ海外1号店にマレーシアを選んだのか
M Townの取材に対し、中村社長は、海外初出店の地としてマレーシアを選んだ理由として、「親日文化」「鉄板料理との相性」「SNSで広がるエンタメ性」「多民族国家としての多様性」を挙げた。
もんじゃ焼きは、目の前の鉄板で調理されるライブ感のある料理だ。作る過程そのものが楽しく、写真や動画で共有したくなる“エンタメ食”としての魅力もある。
また、マレーシアは多民族国家であり、さまざまな食文化が共存する国である。幅広いバックグラウンドを持つ人々にもんじゃ焼きを楽しんでもらうことで、今後の海外展開に向けた大きな学びにもつながるという。
「知られていないからこそ、私たちがやる意味がある。もんじゃを知ってもらうことで、日本に来たときに月島でもんじゃを食べてみたい、日本食にもっと興味を持ちたいと思っていただけたら嬉しいです」
まだマレーシアでは馴染みの少ないもんじゃ焼き。しかし、だからこそ“初めての体験”として楽しめる余地がある。鉄板の上で具材を広げ、出汁を流し込み、少しずつ焼きながら食べるスタイルは、ローカルの友人に紹介しても盛り上がるはずだ。
LaLaport BBCCで“本格的な日本の味”を
アンバサダーに就任した優木まおみさんは、LaLaport BBCCという場所について、「日本の料理が並ぶゾーンで、日本の方に会う機会も多く、食を通じて安心できる場所」とコメントした。
さらに、こぼれやについては「日本の方々が本格的に手がけているからこそ、日本の本当の味を楽しめる」と期待を寄せた。
優木さん自身、九州出身で、もんじゃ焼きを初めて食べたのは東京に出てからだったという。お好み焼きとは違う見た目や食べ方、食べるタイミングに最初は驚いたものの、そのユニークさや美味しさが、大人になってからの楽しみになったと振り返る。
「食事をするというのは、人と人をつなぐ大切なツール。おいしいものを食べて笑顔になると、人は幸せになれる。その幸せな瞬間を共有できるのが、もんじゃ焼きの魅力だと思います」
鉄板を囲み、みんなで少しずつ分け合って食べる。マレーシアでの友人同士の食事や家族での外食にもぴったりのスタイルだ。
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まず食べたいのは「明太餅もんじゃ」
初めて来店する人にぜひ食べてほしいメニューとして、中村社長が挙げたのは「明太餅もんじゃ」だ。
月島もんじゃの歴史の中でも、明太子を使ったもんじゃは特に人気が高く、もんじゃ文化を広げる大きなきっかけになったメニューの一つ。明太子の旨み、餅の食感、鉄板で焼き上がる香ばしさが合わさり、初めての人にも分かりやすく美味しさが伝わる一品である。
さらに、こぼれやでは昔ながらのもんじゃに加え、料理として一歩進化させた“創作もんじゃ”も展開している。
中村社長のおすすめは「すき焼きもんじゃ」。そのほか、イカスミを使ったものなど、和の要素に洋風・中華風のアレンジを加えた個性的なメニューも楽しめる。
「まずは明太餅もんじゃで月島の歴史を感じていただき、その次に創作もんじゃにも挑戦していただけたら嬉しいです」
定番を楽しみたい人は明太餅もんじゃ、少し変わった味に挑戦したい人は創作もんじゃ。日本人同士で懐かしさを楽しむのはもちろん、マレーシア人の友人を連れて“東京のローカルフード”として紹介するのにも適している。
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もんじゃに合わせたい、豊富なお酒メニュー
もんじゃ焼きの楽しみ方として、もう一つ外せないのがお酒との相性である。
鉄板で香ばしく焼き上がるもんじゃは、ビールやハイボールとの相性が抜群。明太子の旨み、チーズのコク、出汁の香りが重なる一口に、冷たい一杯を合わせれば、東京の鉄板酒場のような楽しさが広がる。
こぼれやでは、ビール、ハイボール、各種サワーやカクテルに加え、焼酎6種、日本酒6種も用意されている。
軽く飲みながら友人と鉄板を囲むもよし。仕事帰りにハイボールともんじゃで一息つくもよし。週末に家族や仲間とゆっくり日本酒を楽しむのもおすすめだ。
特に、明太餅もんじゃやすき焼きもんじゃのような旨みの強いメニューは、お酒との相性も良く、食事としてだけでなく“飲みの場”としても楽しめる。
クアラルンプールで、東京・月島らしい鉄板のにぎわいを味わえる一軒。もんじゃを囲みながら飲む一杯は、日本人にとっては懐かしく、ローカルの友人にとっては新しい日本食体験となるだろう。
日本人にも、ローカルの友人にもおすすめしたい一軒
マレーシアでは、寿司、ラーメン、焼肉、居酒屋など、さまざまな日本食が親しまれている。一方で、もんじゃ焼きはまだまだ知られていない存在だ。
だからこそ、こぼれやのオープンは、日本人にとっても新鮮なニュースといえる。
「久しぶりに月島の味を楽しみたい」
「日本から来た友人を連れて行きたい」
「ローカルの友人に“東京の食文化”を紹介したい」
「家族で鉄板を囲みながら食事を楽しみたい」
「もんじゃをつまみに、日本のお酒をゆっくり楽しみたい」
そんなシーンにぴったりの一軒になりそうだ。
中村社長は今後について、まずはマレーシア国内でもんじゃ文化を広げ、話題性だけでなく“食文化”として根づかせていくことを目指している。その先には、ASEAN全体への展開も視野に入れているという。
月島からクアラルンプールへ。
一つの鉄板を囲む楽しさが、マレーシアでどのように広がっていくのか。M Townとしても、今後の展開に注目したい。



店舗情報
Tsukishima Monja Koboreya
場所: Lot G-83, Ground Floor, LaLaport BBCC, Mitsui Shopping Park, 2, Jln Hang Tuah Lot G-83, Bukit Bintang, 55100 KL
電話番号: 017-295 9314
営業時間:12:00~22:00






