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マレーシアで高齢化が進む一方、健康的に老後を過ごしている高齢者の割合が依然として低いことが、最新の調査で明らかになった。
保健省傘下の公衆衛生研究所が実施した「国民健康・罹患率調査(NHMS)2025」によると、60歳以上のうち健康的に老いているとされる人は14.7%にとどまり、約85.3%は十分に健康な状態で老後を迎えていないという。
同調査は約7,500人を対象に実施され、身体的健康だけでなく、精神状態や日常生活の自立度、社会的支援の有無など複数の指標をもとに「健康な老い」を定義している。
結果では、高齢者の間で慢性疾患の割合が高く、糖尿病は約39%、高血圧は73%以上に達するなど、健康課題が浮き彫りとなった。また、認知症の有病率も増加傾向にある。 一方で、うつ症状の割合は前回調査から改善が見られたものの、身体機能の低下や筋力減少といった問題も広く確認された。
政府関係者は、こうした結果を「行動を促す警鐘」と位置付け、予防医療の強化や高齢者支援体制の見直しが急務だと指摘。運動習慣の定着や地域社会での支援強化など、包括的な対策の必要性を強調している。 マレーシアでは高齢人口の増加が続いており、今後は単に寿命を延ばすだけでなく、「健康寿命」をいかに伸ばすかが大きな課題となっている。