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マレーシア・サラワク州でヘイズが深刻化していることを受け、州政府は9月3~5日に人工降雨(クラウド・シーディング)を実施する方針を明らかにした。インドネシアで発生している森林火災の煙がマレーシアにも流れ込み、サラワク州では大気汚染が危険な水準に達している。
サラワク州災害管理委員会のダグラス・ウガ・エンバス委員長によると、人工降雨は天候や大気の状況が適している場合に実施する。十分な雲がなければ人工的に雨を降らせることはできないという。
8月31日には州内7カ所で大気汚染指数(API)が300を超える「危険」レベルを記録。セリアン地区では475に達した。APIが500を超えた場合には、該当地域で非常事態宣言が検討される。
人工降雨には、煙害の改善だけでなく、長引く乾燥によって水位が低下しているダムや貯水池への水の補給という目的もある。一方、衛星観測ではサラワク州内で9カ所の火災発生地点が確認されたのに対し、隣接するインドネシア・カリマンタン地域では1,180カ所が確認された。
州当局は住民に屋外活動を控え、外出時にはN95マスクを着用するよう呼びかけている。また、今回の煙害について「外交問題」との認識を示し、ASEANの越境煙害協定に基づき、マレーシア連邦政府を通じてインドネシア政府に対応を求める方針だ。