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マレーシアのデング熱、前年比60.8%増 保健省がワクチン導入を検討

マレーシアのデング熱、前年比60.8%増 保健省がワクチン導入を検討

2026.08.28 マレーシアニュース

マレーシア保健省は、国内でデング熱の感染者が大幅に増加していることを受け、デング熱ワクチンを国家予防接種プログラムに加える可能性について検討を進めている。ズルケフリー保健相は27日、ワクチンの導入には費用対効果などを含めた慎重な検討が必要だと述べた。

保健省によると、2026年8月22日までの疫学第33週時点で、全国のデング熱感染者数は6万1000人を超え、前年同期比で60.8%増加した。デング熱による死者は58人に上っている。特にクアラルンプールやセランゴール州などで感染が目立っている。

ズルケフリー保健相によると、現在、国家医薬品規制庁の承認を受け、民間医療機関で使用されているデング熱ワクチンがある。日本製のワクチンについても費用対効果の分析を進めているという。ただ、価格が高いことから、国家予防接種プログラムへの組み入れには慎重な判断が必要としている。

保健省は感染拡大を受け、デング熱の流行地域に職員を派遣するなど対策を強化。蚊の繁殖を抑えるため、ボルバキア菌に感染させた蚊を利用する生物学的防除の取り組みも拡大している。

同相は、デング熱対策は保健省だけでなく、地方自治体や関係機関、住民を含むすべての関係者の協力が必要だと強調。住宅や施設周辺にネッタイシマカなどの繁殖場所を作らないよう呼び掛けている。

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