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マレーシア政府は、新たに開業したLRT3(シャーアラム線)の一部駅に設けられた駐車場用地を活用し、手頃な価格の住宅や商業施設を整備する計画を検討している。公共交通の利用促進と土地の有効活用を目的とした「公共交通指向型開発」の一環として進める方針だ。
アンソニー・ローク運輸相は28日、LRT3シャーアラム線の開業式典で、「広大な平面駐車場として利用している土地には高い開発価値がある」と説明した。すべての駅が対象となるわけではなく、十分な敷地を持つ駅から優先的に開発を進める考えで、スリ・アンダラス駅をモデルケースとして挙げた。
同駅には約500台分の駐車場が整備されているが、ローク運輸相は「駐車場として使うだけでは土地を十分に活用しているとは言えない」と指摘。住宅や商業施設を建設することで、公共交通事業の収益向上に加え、駅周辺地域の活性化にもつなげたいとしている。
アンワル・イブラヒム首相も同日、駅周辺の公共交通用地を活用し、高層化によって駐車場、商業スペース、手頃な価格の住宅を一体的に整備する構想を示した。交通結節点を中心に住宅や商業機能を集約することで、自家用車への依存を減らし、公共交通の利用拡大を目指す考えだ。
LRT3シャーアラム線は、25駅を結び、クランバレー西部の約200万人が利用圏となる新路線。運営会社は、開業初年度の1日平均利用者数を約6万7,000人、5年後には約11万8,000人まで増加すると見込んでいる。