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シンガポールで警察から行方を追われていた32歳の男性が、マレーシア・ジョホール州へ逃亡した後、何者かに誘拐され、身代金8万シンガポールドル(約25万5,000リンギット)を要求される事件が発生した。
マレーシア警察によると、男性はシンガポールでの保護観察を逃れ、ジョホール州に不法入国。現地で知り合った人物らに誘拐され、28歳の交際相手とともに監禁された。犯人グループは男性から現金1万2,000シンガポールドルと4万1,400リンギットを奪ったほか、両太ももを刃物で切りつけ、その写真を母親に送って身代金を要求したという。
男性の母親がシンガポール警察に通報したことをきっかけに、両国の警察が合同で捜査。犯人側との交渉で身代金は2万5,000シンガポールドルまで引き下げられ、11日にジョホール州イスカンダル・プテリで受け渡しが行われた。
マレーシア警察は現場で40歳の男を逮捕し、監禁されていた男女2人を救出。その後の捜索で、30~46歳の男性4人と女性1人も逮捕した。警察は計6人が事件に関与したとみている。
容疑者らからは現金や携帯電話、宝飾品、ロレックスの腕時計、車など、約26万4,000リンギット相当の物品を押収した。容疑者の一部には犯罪・薬物関連の前科があり、4人からは覚醒剤の陽性反応も確認された。
警察は身代金目的の誘拐事件として捜査を進める一方、救出された男性と交際相手についても、マレーシアへの不法入国の疑いで調べている。