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マレーシア政府は、高速道路の渋滞緩和と交通の円滑化を目的に、一部区間で最低速度規制の試験導入を開始した。追い越し車線を低速で走行する車両への対策として実施される。
アンソニー・ローク運輸相は、試験導入は高速道路運営会社と連携して進められており、対象区間では追い越し車線に最低速度を設定することで、不要な車線占有を減らし、交通の流れを改善することを目指すと説明した。
ローク運輸相は、追い越し車線を低速で走り続ける車両が後続車の流れを妨げ、不要な車線変更や渋滞を招く一因になっていると指摘。「追い越し車線は追い越しのための車線であり、低速走行を続けるための車線ではない」と述べ、運転マナーの向上を呼びかけた。
今回の試験では、交通量や車両の平均速度、渋滞状況などを分析し、最低速度規制の有効性を検証する。結果を踏まえ、対象区間の拡大や制度化について検討する方針だ。
運輸省は、安全性を最優先に運用するとしており、最低速度規制は交通状況や天候などを考慮した上で適用される。また、緊急車両ややむを得ない事情がある場合には柔軟に対応する考えを示している。
政府は今後も、高速道路の利用マナー向上や交通管理の強化を通じて、渋滞の緩和と交通事故の防止を図る方針だ。