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マレーシアのアパレル大手パディーニ・ホールディングスは16日、マレーシア汚職防止委員会(MACC)の調査に関連して凍結されていたすべての銀行口座について、凍結措置が解除されたと発表した。
同社はマレーシア証券取引所(ブルサ・マレーシア)への開示で、MACCから口座凍結解除の通知を受けたことを明らかにした。これにより、調査対象となっていたすべての銀行口座が通常どおり利用可能となった。
パディーニは、今回の調査に関してMACCに全面的に協力しており、現時点で同社や取締役に対する訴追や違法行為の認定はないとしている。また、事業運営や財務状況への重大な影響は生じておらず、店舗運営やサプライチェーンを含む通常業務はこれまでどおり継続していると説明した。
同社は、企業統治と法令順守を重視する姿勢を改めて示すとともに、今後も必要に応じて当局の調査に協力する方針を表明した。
パディーニは国内最大級のアパレル小売企業で、「Padini」「VINCCI」「P&Co.」など複数のブランドを展開している。市場では、口座凍結解除により調査を巡る懸念が一定程度和らぐとの見方が出ている。
背景として、アンワル政権下ではMACCによる企業や政府系機関を対象とした汚職捜査が活発化している。捜査過程で銀行口座を一時凍結する措置も増えており、企業側にはコンプライアンス体制の一層の強化が求められている。