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マレーシア与党連合「希望連盟」の中核政党である人民公正党の有力政治家、ラフィジ・ラムリ氏とニック・ナズミ氏が、同党を離党し、新たにベルサマ・マレーシア党の指導部に加わることを正式に発表した。
両氏は17日に記者会見を開き、人民公正党からの離党に加え、それぞれが持つ国会議員の議席も返上する意向を明らかにした。ラフィジ氏はセランゴール州パンダン選挙区、ニック・ナズミ氏はクアラルンプールのセティアワンサ選挙区の選出議員である。
今回の動きは、アンワル・イブラヒム首相の下で進む人民公正党内部の路線対立を象徴する出来事として注目されている。ラフィジ氏はかつてアンワル首相の後継候補とも目されていたが、2025年の党内選挙で敗北し、その後、経済相を辞任していた。ニック・ナズミ氏も同様に党内選挙で敗れ、閣僚職を退いている。
新たに参加するベルサマ・マレーシア党は比較的小規模な政党だが、両氏はこれを基盤に新たな政治勢力の構築を目指す考えを示した。ラフィジ氏は今回の挑戦を「第二のカミカゼ・ミッション」と表現し、「失敗の可能性も承知の上だ」と述べた。
また両氏は、自主的に議席を返上するため、いわゆる「政党移籍禁止法(反党跳び法)」には抵触しないとの立場を説明した。
一方、人民公正党側は声明を発表し、両氏の党員資格は党規約に基づき自動的に失効したと明らかにした。
今回の離党により、アンワル政権の求心力低下や、次期総選挙を見据えた与野党再編の動きにつながる可能性も指摘されている。