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マレーシア気象局、雷雨時の安全対策を呼びかけ 「大雨になるまで待つ」は危険

マレーシア気象局、雷雨時の安全対策を呼びかけ 「大雨になるまで待つ」は危険

2026.08.03 マレーシアニュース

マレーシア気象局は、雷雨による事故や死者が相次いでいることを受け、雷が聞こえたり、発達した積乱雲が確認されたりした場合は、雨が強くなるのを待たず、直ちに安全な場所へ避難するよう呼びかけている。

マレーシアでは先ごろ、マラッカ州アロー・ガジャのスポーツ施設でサッカーの試合中に落雷があり、28歳の選手が死亡したほか、審判も負傷した。また、シンガポールでは24歳の男性がパシール・リス沖でカヤックなどをしていた際に落雷に遭い死亡し、7人が負傷した。相次ぐ事故を受け、雷への正しい理解と安全対策の重要性が改めて注目されている。

気象局のヒシャム・アニプ局長は、雷は大雨の時だけ発生するという認識は誤りだと指摘。小雨の中でも発生するほか、雷雨の中心から最大16キロ離れた場所に落雷する可能性もあると説明した。

同局長によると、積乱雲が発達し、雷鳴が聞こえた時点ですでに落雷の危険があるため、屋外でスポーツやハイキング、作業などをしている場合は直ちに中止し、頑丈な建物や窓を閉めた車内などに避難する必要がある。バイク利用者も安全とは限らず、山頂や開けた場所も避けるよう注意を促している。

また、木の下や屋根付きの休憩所、壁のないバス停なども安全な避難場所にはならないという。特に孤立した高い木は落雷を受けやすく、電流が幹や根、地面を通って周囲の人に及ぶ可能性がある。フェンスや電柱、電線などの金属製の物体からも離れ、水泳や海、川、湖などでの活動は直ちに中止して水から離れるよう求めた。

一方、雷雨の際には車内が比較的安全な場所となるが、安全なのはゴム製タイヤが理由ではなく、車体の金属部分が電流を乗員のいる空間を通さず地面へ逃がすためだという。窓を閉め、雷雨が完全に過ぎるまで金属部分や車内の電気系統に触れないよう呼びかけている。

気象局によると、雷雨は1~2時間ほどで急速に発達し、影響範囲も1~10キロ程度と比較的狭いため、警報が悪天候の直前に発表されることもある。気象局は、雷鳴が聞こえたり、発達した積乱雲が現れたりした場合は「大雨になるまで待つ」のではなく、すぐに屋内や安全な車内へ避難するよう改めて呼びかけている。

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