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マレーシアでは近年、デング熱など蚊が媒介する感染症への警戒が続く中、「なぜか自分だけ蚊に刺されやすい」と感じる人がいる現象について、科学的な理由が明らかになってきた。
研究者によると、蚊は人によって異なる体臭や呼気、体温などを手掛かりに、特定の人を選んでいるという。フランス開発研究所の研究者は、「蚊が特定の人をより好むのは思い込みではない」と指摘する。
蚊はまず人が吐き出す二酸化炭素を遠くから感知し、その後、体臭や体温、湿度などを頼りに接近する。特にメスの蚊はこれらの情報をもとに吸血対象を選ぶとされる。
一方、「血液型で刺されやすさが変わる」という説については、科学的な根拠は乏しいとされ、肌や髪、目の色との関連も確認されていない。
重要な要素とされるのが体臭だ。皮膚に存在する細菌が生み出す化学物質の違いにより、蚊を引き寄せやすい人とそうでない人が分かれる。研究では、皮脂の分解によって生じる特定の臭気成分が多い人ほど、蚊に刺されやすい傾向があることも示された。
さらに、飲酒もリスク要因の一つとされる。アルコール摂取によって体温や呼気中のCO2量が増え、体臭が変化することで、蚊を引き寄せやすくなる可能性があるという。
専門家は対策として、肌の露出を抑える服装や虫よけ剤の使用、蚊帳の活用を推奨。デング熱対策の観点からも、日常的な予防行動の重要性を強調している。