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マレーシア・サラワク州で整備が進む次世代公共交通システムに向け、自動運転型の高速輸送車両「ART(Autonomous Rapid Transit)」の最初の2編成が、クチンへの納入に向け準備を終えた。
サラワク州政府系企業サラワク・メトロによると、車両は中国での試験運転を完了しており、2026年第2四半期中にもクチンに到着する見込み。今回の納入は、同州の都市交通計画における重要な節目となる。
ARTはバスと鉄道の特徴を併せ持つ新しい交通システムで、ゴムタイヤで道路上を走行しながら、専用レーンや誘導技術により鉄道のような定時性を実現する。サラワク州では、水素燃料電池を用いた環境配慮型の車両として導入が進められている。
同州は合計38編成のART車両を発注しており、今回の2編成はその先行納入分にあたる。これらは「ゴールデントレイン」とも呼ばれ、今後の試験運行やシステム統合に活用される予定だ。
ARTは、クチン都市交通システム(KUTS)の中核を担うプロジェクトで、渋滞緩和や都市交通の近代化を目的としている。全長約70キロの路線網が計画されており、2026年末の運行開始を目指して整備が進められている。
サラワク州は、環境負荷の低減と都市機能の強化を両立する交通インフラとしてART導入を位置付けており、今後の追加車両の納入とともに、本格的な運行開始に向けた準備が加速するとみられる。