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マレーシア経済は2026年4~6月期(第2四半期)に、前年同期比5.8%成長したとみられている。輸出の大幅な伸びに加え、国内需要も底堅く推移したことが成長を支えた。ロイターが8月6~12日に21人のエコノミストを対象に実施した調査で明らかになった。
予想される5.8%の成長率は、1~3月期(第1四半期)の5.4%から加速する見通し。予測レンジは5.7~6.0%で、マレーシア統計局が7月に発表した暫定値とも一致している。政府による第2四半期のGDP統計は14日に発表される予定。
輸出が経済成長を大きく押し上げており、6月の輸出額は前年同月比45.4%増と、2022年8月以来の高い伸びを記録した。6月の貿易黒字はRM149億に達した。
特に半導体やデータ処理機器などの需要が強く、AIの普及を背景にデータセンター関連の投資も拡大している。マレーシアは東南アジアでデータセンター市場の成長が最も速い国となっており、米国や欧州のテクノロジー企業による製造拠点の分散も追い風となっている。
国内需要も堅調で、雇用環境の安定や政府の財政措置、家計消費などが経済を下支えしている。電子機器の輸出についても、AI関連需要が引き続き強く、当面大きく減速する兆候は見られないという。
一方、世界経済をめぐっては中東情勢などの不確実性が続いている。マレーシア中央銀行(BNM)の総裁は、こうした状況下でも2026年の経済成長率は4~5%になるとの見通しを示している。
BNMは2025年7月以降、政策金利を2.75%に据え置いており、ロイターの調査では2027年末まで現在の水準が維持されるとの見方が大勢となっている。