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マレーシアで国内旅行の需要が大きく拡大している。国内旅行者数は2015年の約6,270万人から2025年には約1億650万人へ増加し、10年間で約70%拡大した。クアラルンプール、ペナン、プトラジャヤなど都市部を中心に旅行需要が伸びており、観光産業だけでなく、ホテル、飲食、小売、交通など幅広い分野への経済効果が期待されている。
国内旅行の拡大を支えているのが、コンサートやスポーツ大会、文化イベントなどを目的とした移動だ。単なる観光地巡りではなく、特定のイベントへの参加を旅行の目的とし、その前後に宿泊や飲食、買い物を楽しむスタイルが広がっている。
クアラルンプールでは国内旅行者数が2015年の約300万人から2025年には約1,000万人へと3倍以上に増加した。都市部で開催される大型イベントが地方からの旅行者を呼び込み、宿泊施設や飲食店などへの需要を生み出す構図が強まっている。
国内旅行1回当たりの平均消費額も増加している。2025年の平均支出額は365リンギで、2015年の288リンギから26.8%増えた。旅行者数の増加に加え、一人当たりの消費額が伸びていることから、国内観光市場の経済規模はさらに拡大しているとみられる。
政府統計でも、2026年第1四半期の国内旅行者数は7,470万人となり、前年同期比7.2%増加した。
Visit Malaysia 2026を推進するマレーシアにとって、外国人観光客だけでなく国内旅行者の取り込みも重要な課題となる。観光地、イベント、宿泊施設などを組み合わせた新たな旅行商品の開発が、国内観光市場のさらなる成長を左右する。