関連メディア
グルメシアン[外食・グルメ情報はこちら]
生活情報サイト[生活お役立ち情報はこちら]

マレーシアの果物市場で、これまで高級果実として知られてきたドリアンよりも、マンゴスチンの価格が上回る異例の状況が生じている。供給不足が主因とみられる。
地元の果物業者によると、マンゴスチン(メスタ種)の価格は現在1キログラムあたり約20リンギに上昇。一方、人気品種「ムサンキング」のドリアンは、供給増により16.8リンギ程度まで下落している。
マンゴスチンの供給減少の背景には、農業構造の変化がある。近年、新たにドリアン農園を開設する生産者が増える中、日照や降雨の確保を優先してマンゴスチンの木を伐採するケースが増加。これにより市場への供給量が減少し、価格上昇につながっている。
また、現在市場に出回るマンゴスチンの多くはタイやインドネシアからの輸入品で、国内産は不足している状況だ。地元業者は「国産の方が品質は高いが、流通量が少ない」と指摘する。
一方、ドリアンは「ミニシーズン」と呼ばれる収穫期に入り、供給が増加。価格は大きく下落しており、両者の価格逆転が起きている。
こうした価格の逆転は2025年末ごろから見られ始めたとされ、果物市場における需給バランスの変化を象徴する現象として注目されている。