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2026年の世界最大級のスタートアップカンファレンス「SusHi Tech Tokyo」でグランプリを受賞したマレーシアのアグリテック企業Qarbotech(カーボテック)の功績をたたえる式典「Malaysia–Japan Agritech Leaders Dialogue & Recognition Ceremony」が7月21日、在マレーシア日本国大使公邸で開催された。式典には日本、マレーシア、タイのディープテック企業が参加し、農業・食料分野における技術革新や国際連携の可能性について意見を交わした。
カーボテックは、植物の光合成効率を高める独自のナノテクノロジーを活用した農業ソリューションを開発するスタートアップ企業。2021年にTECH PLANTER MalaysiaおよびTECH PLANTER Asia Finalで最優秀賞を受賞し、リバネスグループの研究開発や事業支援を受けながら成長を続けてきた。現在は日本国内でも実証試験を進めており、今回のSusHi Tech Tokyoでの優勝は、その技術力と国際展開が世界的に評価された成果となった。
式典では、リバネスグループ創業者兼CEOの丸幸弘氏と四方敬之駐マレーシア日本国大使が挨拶を行い、カーボテック共同創業者兼CEOのチョー・チー・ホー氏が技術や事業展開を紹介した。その後の表彰式では、四方大使からチョー氏へ受賞を記念する賞状が授与された。今回の受賞は、一企業の成功にとどまらず、日本とマレーシアが共同で育成してきたディープテック・エコシステムの成果を象徴するものとなった。
続いて開催された「Agritech Leaders Dialogue」には、日本の陸上養殖スタートアップARK Inc.と、タイの循環型バイオテクノロジー企業FlyLabが登壇。それぞれの革新的技術やマレーシアを拠点とした事業展開を紹介するとともに、日本・マレーシア・ASEAN間での共同実証や新たな事業創出について意見を交わした。
気候変動や食料安全保障、農業人材不足など世界共通の課題が深刻化する中、今回のイベントは、日本とASEANのディープテック企業が国境を越えて連携し、持続可能な農業・食料システムの実現に向けたイノベーションを加速させる重要な一歩となった。