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マレーシア政府は、ヌグリ・スンビラン州ポートディクソンの観光・経済振興を加速させるため、地域資源を生かした総合的な開発を進める方針を示した。アンワル・イブラヒム首相は26日、同地が豊かな自然環境や海岸線、歴史・文化資源を有しているにもかかわらず、その潜在力が十分に生かされていないと指摘し、官民が連携して地域の魅力向上に取り組む必要性を強調した。
首相は、ポートディクソンには国内外から観光客を呼び込める高い潜在力があるとし、宿泊施設や観光インフラの充実に加え、地域住民が恩恵を受けられる持続可能な観光開発を推進する考えを示した。また、中小企業や地元事業者の参画を促し、地域経済の活性化や雇用創出につなげたいとの考えも示した。
さらに、ポートディクソンはクアラルンプールやクアラルンプール国際空港(KLIA)からのアクセスが良好であることから、国内有数のリゾート地としてさらなる発展が期待できると説明。政府としてインフラ整備や投資誘致を進め、民間部門との連携を強化する方針を明らかにした。
ポートディクソンはマレーシア有数のビーチリゾートとして知られる一方、新型コロナウイルス禍以降は観光需要の回復が課題となっている。政府は今回の取り組みを通じて、観光振興と地域経済の底上げを図る考えだ。
今回の開発構想の表明は、8月1日に投開票が行われるヌグリ・スンビラン州議会選挙を控えたタイミングで行われており、地域開発を通じて住民への政策をアピールする狙いもあるとみられる。