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アンワル首相、ロシアで国際メディアと会見 ASEAN・ロシア関係や国際情勢を語る

アンワル首相、ロシアで国際メディアと会見 ASEAN・ロシア関係や国際情勢を語る

2026.06.18 政治・社会

マレーシアのアンワル・イブラヒム首相は17日、ロシア・タタールスタン共和国のカザンで国際メディアとの対話に臨み、ASEANとロシアの関係強化、文化交流、国際情勢など幅広いテーマについて見解を述べた。

会見は、ロシア訪問中の首相が各国の報道機関との意見交換を目的として実施したもので、アンワル首相はマレーシアがASEAN議長国として地域協力の深化に取り組んでいることを強調した。

首相は、ASEANとロシアの関係について、経済、貿易、教育、科学技術など多方面で協力拡大の余地があると指摘。急速に変化する国際環境の中で、多国間協力の重要性が一層高まっているとの認識を示した。

また、文化交流についても言及し、国や地域を超えた人的交流が相互理解の促進につながると述べた。マレーシアは多民族・多文化国家として、多様性と共生を重視する価値観を国際社会に発信していく考えを示した。

国際情勢に関しては、中東情勢や世界経済の不確実性、地政学的緊張の高まりなどに触れ、対立よりも対話を通じた問題解決の必要性を訴えた。アンワル首相は、一部の大国による一方的な行動ではなく、国際法や多国間枠組みに基づく協力が重要だと強調した。

さらに、マレーシアの外交方針については、「すべての国と友好的な関係を築く」という従来の立場を改めて表明。米国、中国、ロシアを含む主要国との関係をバランスよく維持しながら、国益を最優先に行動する考えを示した。

マレーシアは2025年から2026年にかけてASEANの議長国を務めており、地域統合の推進や域外パートナーとの協力強化を外交政策の柱に据えている。今回のロシア訪問も、その一環として経済・外交関係の拡大を目指す取り組みとみられている。

専門家は、米中対立や世界的な地政学リスクが高まる中で、マレーシアが「中立かつ実務的な外交」を重視する姿勢を改めて示したと分析している。ASEANの中心性を維持しながら、多様なパートナーとの関係を強化する戦略が今後も続く見通しだ。

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