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マレーシア国軍(Malaysian Armed Forces=MAF)は、2030年までに「サイバー軍」を創設し、陸軍、海軍、空軍に続く第4の軍種とする方針を明らかにした。サイバー攻撃など、現代の安全保障環境で拡大する新たな脅威への対応能力を強化する。
マレーシア国軍トップのマレク・ラザク国軍司令官は、サイバー空間や電磁波を利用する領域が世界的に競争や戦闘の場となっていると指摘。各国軍の取り組みを参考にしながら、専門部隊の整備を急ぐ必要があるとの認識を示した。
国軍はすでに、サイバー軍創設に向けた専門チーム「サイバー軍中核チーム」を設置した。同チームが組織の計画や調整、体制整備、人材・能力開発などを担い、2030年までの本格運用を目指す。中核チームは9月19日、ペラ州ルムットのマレーシア海軍基地で開かれる国軍記念日の関連イベントで正式に発足する予定。
国軍はサイバー分野だけでなく、電子戦や通信などで使用する電波の管理能力も強化している。7月までにマレーシア空軍の将校60人とその他の隊員17人が、サイバー・電磁波活動に関する専門訓練を受けた。
国防省は、現在の安全保障上の脅威は従来の物理的な戦闘だけにとどまらず、サイバー空間や情報をめぐる分野にも広がっているとして、新たな軍種の整備を進める方針だ。