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マレーシア政府は6月30日、2014年に消息を絶ったマレーシア航空MH370便の捜索を継続するため、海洋探査会社オーシャン・インフィニティとの契約を1年間延長したと発表した。契約は「発見できた場合のみ報酬を支払う(No Find, No Fee)」方式を維持し、2027年6月まで捜索が続けられる。
アンソニー・ローク運輸相は、同社が新たな技術や解析データを活用して捜索を進めると説明した。契約では、MH370便の主要な残骸が発見された場合にのみ、マレーシア政府が報酬を支払う仕組みとなっている。
MH370便は2014年3月8日、乗員乗客239人を乗せてクアラルンプールから北京へ向かう途中で消息を絶った。航空史上最大級の謎の一つとされ、これまで各国が参加した大規模な海底捜索が実施されたものの、機体の所在は依然として特定されていない。アフリカ東岸やインド洋沿岸では機体の一部と確認された残骸が見つかっているが、機体本体の発見には至っていない。
オーシャン・インフィニティは2018年にもインド洋南部で捜索を実施したが、成果は得られなかった。その後、新たな分析結果を踏まえ、これまでとは異なる有望海域を対象とした再捜索を政府へ提案していた。
マレーシア政府は、「乗客・乗員の家族に真相を明らかにする責任がある」として、機体発見に向けた取り組みを継続する姿勢を強調している。今回の契約延長により、10年以上にわたって続くMH370便の捜索は新たな段階を迎えることになる。