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マレーシア統計局は2日、2025年全国世帯指標調査(NHIS)の結果を公表し、国内の家庭では1人当たり年間31.9~97.3キログラムの食品が廃棄されているとの推計を明らかにした。統計局は、食品ロスの多くが調理後の食品で発生しており、家庭での食品管理の改善が課題だとしている。
統計局のウジル・マヒディン局長によると、調査では94.1%の世帯が調理済みの食品を廃棄した経験があると回答し、生鮮食品を廃棄したとする世帯(88.7%)を上回った。局長は「食品ロスの大部分は調理後に発生しており、献立計画や調理量の管理、食べ残しの活用など、家庭での取り組みが重要だ」と指摘した。
また、79.3%の世帯が食品廃棄物を一般ごみとして処分しており、食品ごみを分別している世帯は20.7%にとどまった。統計局は、食品ごみの分別が十分に普及していないことが、有機廃棄物の効率的な処理や埋立地への依存低減を進める上で課題となっているとしている。
食品を廃棄する主な理由は、「賞味・消費期限切れ」が19.3%で最も多く、「冷蔵・冷凍庫で長期間保存したため」(18.1%)、「買い過ぎ」(15.2%)、「調理し過ぎ」(15.1%)などが続いた。
局長は、「食品ロスは家庭での購入計画や保存方法、適切な調理量の管理に大きく左右される」と述べ、食品管理の改善によって廃棄量を減らせるとの認識を示した。
一方で、マレーシアの食品廃棄量は世界平均の1人当たり年間79キログラムとおおむね同水準だが、米飯や野菜の廃棄が多い点は国内特有の傾向だという。
統計局は、今回の調査結果を持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた政策立案や国民への啓発活動に活用し、食品ロス削減と持続可能な社会の実現につなげたいとしている。