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マレーシア政府は、陸軍の火力強化を目的として、フランス製の155ミリ砲システム「カエサル(CAESAR)」を導入する方針を明らかにした。また、保有する無人航空機(UAV)向けに国産兵器の開発も進める考えを示した。
ハレド・ノルディン国防相は25日、国防力近代化計画の一環として、フランスの防衛企業KNDS社が製造する「カエサル」の取得を決定したと発表した。
カエサルは、大型トラックに155ミリ榴弾砲を搭載した機動性の高い火砲システムで、長距離からの精密射撃が可能なことから、世界各国で採用が進んでいる。マレーシア軍では、砲兵部隊の火力向上と迅速な展開能力の強化を図る狙いがある。
さらに国防省は、トルコ製無人航空機「ANKA-S)」向けに、マレーシア国内で開発した兵器システムを搭載する計画も進めていることを明らかにした。これにより、海外製装備への依存度を低減するとともに、国内防衛産業の育成を図る考えだ。
ハレド国防相は、マレーシアの防衛政策について「単に海外から装備を購入するだけでなく、国内企業が技術開発や製造に参加できる体制を構築することが重要だ」と強調した。
政府は現在、防衛産業の国産化比率向上を重要課題の一つに位置付けており、無人機や精密誘導兵器、電子システムなどの分野で国内企業の参画拡大を目指している。
今回の発表は、南シナ海情勢や地域の安全保障環境が複雑化する中で、マレーシア軍の抑止力と即応能力の向上を図る取り組みとして注目されている。特に無人機と国産兵器の組み合わせは、防衛能力強化と産業振興の両面で重要なプロジェクトになるとみられる。