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クアラルンプール警察は27日、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)マレーシア事務所前でテントを設営し、一時的な居住場所としていたロヒンギャ難民126人を移送したと発表した。警察と入国管理局は、身元確認や書類審査を行うため、全員をクアラルンプール警察本部へ移送した。
警察によると、UNHCR事務所前は治安上重要な区域であり、一時的な居住地として使用することは認められていない。移送後は、難民認定に関する書類や本人確認を実施し、有効なUNHCR登録証を所持していない人は入国管理当局が身柄を拘束する。一方、有効な登録証を持つ人については、UNHCRや支援団体が代替となる滞在先を確保する方針だという。
移送された126人のうち58人は成人で、移送作業は警察車両4台を使って実施された。多くの難民が荷物や生活用品を携えていたことから、当初用意された車両では対応できず、追加車両が投入された。警察は、移送作業中に難民側は全面的に協力し、公務執行を妨害するようなトラブルは発生しなかったとしている。
この難民グループは、ペナン州の居住地を離れ、バス3台でクアラルンプールへ移動した後、UNHCR事務所前に集まっていた。警察は、さらに2台のバスでロヒンギャ難民が首都へ向かっているとの情報については、現時点で確認できていないとしている。
一連の対応を巡ってアンワル・イブラヒム首相は、不法な占拠や公共秩序を乱す行為については厳正に対処するよう関係機関に指示している。一方、UNHCR登録証を持つ難民については、UNHCRや支援団体と連携しながら今後の受け入れ先を調整することになる。