ホームタウン情報AI時代の「柔軟性」とは? 「Kintone Day Kuala Lumpur 2026」で考える新しい働き方
AI時代の「柔軟性」とは? 「Kintone Day Kuala Lumpur 2026」で考える新しい働き方

AI時代の「柔軟性」とは? 「Kintone Day Kuala Lumpur 2026」で考える新しい働き方

2026.09.25 ローカルレポ

AIやデジタル技術によって働き方が大きく変化する中、企業には変化に柔軟に対応し、成長につなげる力が求められている。そんな「柔軟性」をテーマに、サイボウズ株式会社は9月8日(火)、「Kintone Day Kuala Lumpur 2026」をZepp KLで開催した。

今回のテーマは「Flexibility That Drives Growth」。サイボウズ株式会社の代表取締役社長・青野慶久氏や、Colony Co-Working Space CEOのTimothy Tiah氏が登壇し、AIを活用した業務改善や、変化に対応できる組織づくりについて、それぞれの経験を交えながら語った。会場にはKintoneを活用している企業によるブースも設けられた。

会社の成長を支える「柔軟な組織」


イベントの冒頭では、青野氏が登壇し、「会社文化」の重要性を強調した。

サイボウズが提供する「Kintone」は、ITの専門知識がなくても、各企業の業務に合わせてアプリを作成・改善できる業務プラットフォームだ。

青野氏は、情報を蓄積・共有することで、社員同士のコミュニケーションや業務の引き継ぎをスムーズにし、生産性や業績の向上につなげられると説明。さらにAIの活用によって、これまで人が行っていた定型作業の効率化や、情報の整理・要約も可能になると紹介した。

AIを取り入れながら、業務そのものを柔軟に変えていくことが、これからの企業に重要になると語った。

AIエージェントで変わる仕事のやり方


続いて登壇したTiah氏は、自身のビジネス経験をもとに、AIエージェントを仕事に取り入れる方法を紹介した。

Tiah氏は、コンテンツ制作などで人を雇い続け、チームを維持することへの不安からAIの活用を始めたという。現在は編集やタスク管理だけでなく、財務、請求書の発行、顧客対応などにもAIを活用している。

AI ASSISTANT

Telegram上で利用できるAIアシスタント「Emma」

メールや情報の整理、質問への回答などを24時間365日行う一方、重要な判断が必要な場合には人間の指示を待つように設定されている。

Tiah氏は、「AIは仕事を奪うのか?」という問いに対し、AIに任せる作業と、人間が判断する仕事を分けることが重要だと説明。AIによって一部の仕事が置き換えられる可能性がある一方、新たな仕事や役割が生まれる可能性もあるとした。

Tiah氏がAIを学び始めたきっかけは、友人がAIエージェントを作っているのを見たこと。友人から直接学びながら、自分の業務に役立つものを試していったという。

青野氏から「Emmaを作ったのはエンジニアなのか」と尋ねられると、「いいえ」と回答。AIエージェントは専門家だけのものではなく、学びながら誰でも作ることができると説明した。

最後に、これからAIを使い始める人に向け、「実践して学ぶ」ことの重要性を語った。

Kintoneはまるで「ナシ・チャンプル」


イベントでは、Kintoneの特徴をマレーシアの食文化である「ナシ・チャンプル」に例えて説明する場面もあった。

さまざまなおかずを自分の好みに合わせて組み合わせられるナシ・チャンプルのように、Kintoneも企業や部署ごとのニーズに応じて必要な機能を組み合わせ、柔軟にカスタマイズできる。

顧客管理、案件管理、在庫管理など、それぞれの業務に合わせて必要な機能を選び、改善できることが特徴だ。また、複数のスプレッドシートやチャットグループに情報が分散するのではなく、必要な情報を一元化することで、誰が見ても現在の状況を把握しやすくなる。

実際にKintoneを活用している事例も

イベント後半では、マレーシアの環境関連企業、Mentari Alam Eko (M) Sdn Bhd(MAEKO)のFounder & CEO、Chelsea Chee氏が登壇した。

同社ではマレーシア各地に機械をレンタルしており、レンタル後の保守など、各地の業務管理が必要となる。Kintoneの導入により、社内に分散していた情報を一元化し、社員のタスクの進捗や対応状況を追跡できるようになったという。

また、トレーサビリティや在庫管理、部門をまたいだ情報共有も容易になった。IT部門から支援がなくても、自社のニーズに合わせて柔軟に改善できる点もメリットとして紹介された。

AI時代に求められる「柔軟性」

今回の「Kintone Day Kuala Lumpur 2026」では、AIやデジタル技術が進化する中、企業には新しい技術を取り入れるだけでなく、働き方や組織を柔軟に変えていくことが求められていることが示された。

AIと人、それぞれの強みを生かしながら、変化に合わせて仕事の進め方や組織のあり方を見直していくことが、これからの成長につながるのかもしれない。

COMPANY INFORMATION

Kintone Southeast Asia Sdn. Bhd.

WeWork Mercu 2, Level 40,No. 3, Jalan Bangsar,
KL Eco City, Kuala Lumpur,Federal Territory of Kuala Lumpur,
59200, Malaysia

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