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マレーシア政府は6月1日から、半島マレーシアでバイオディーゼル混合率を現行の「B10」から「B15」へ段階的に引き上げる。輸入化石燃料への依存を減らし、エネルギー安全保障を強化するとともに、国内のパーム油産業を支援する狙いがある。
B15は、パーム油由来のバイオディーゼル(PME)を15%、石油系ディーゼルを85%混合した燃料。政府によると、多くのディーゼル車はエンジン改造なしで利用可能だという。
政府は、世界的なエネルギー市場の不安定化を背景に、燃料供給の安定化と国産エネルギー利用の拡大を進めている。年間約80万トンのパーム油需要が見込まれるが、国内余剰供給量の範囲内であり、輸出への影響は限定的としている。
また、副首相アフマド・ザヒド・ハミディ氏は、バイオディーゼル産業の拡大が地方経済の活性化や新たな産業創出につながるとの見方を示した。政府は将来的にB20、B30への引き上げも視野に入れており、脱炭素化とエネルギー転換を進める方針だ。
マレーシアの国家バイオディーゼル計画は2011年にB5から始まり、その後B7、B10へと拡大してきた。現在は19カ所の認可工場が稼働しており、今後の混合率引き上げにも対応できる体制が整えられている。