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マレーシア・ペナン州では、ハンタウイルスへの予防措置として、空港や港湾など国際的な入国地点での健康検査体制が強化されている。州保健・青年・スポーツ委員会のダニエル・グー委員長が明らかにした。
グー委員長によると、欧州でハンタウイルス感染例が報告されていることを受け、マレーシア保健省は全国の空港や港で監視体制を強化。到着旅客への体温検査や、船舶への衛生検査などを実施しているという。
同氏は「マレーシア国内での感染リスクは依然として低い」としながらも、「状況を軽視しているわけではない」と強調。検査体制や研究所での分析能力を強化し、感染拡大に備えていると説明した。
保健省によると、2026年1月1日から5月2日までに、全国で2万2,367隻の船舶やボートに対する検査を実施。国際基準に基づく衛生証明書の発行も進めている。
ハンタウイルスは、ネズミなどげっ歯類の尿や唾液、排泄物に汚染された空気を吸い込むことで感染するウイルス。重症化すると呼吸器症候群や腎障害を伴う出血熱を引き起こす場合がある。
マレーシアでは現在までに感染例は確認されていないものの、スペイン沖に停泊中のクルーズ船「MV ホンディウス」で感染疑い事例や死亡例が報告されており、周辺国でも警戒が強まっている。