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マレーシア・ペラ州タパー近郊のグヌン・バトゥ・プティ(Gunung Batu Putih)で行方不明となっていた女性登山者のジャスリンダ・サルディンさん(49)が、14日ぶりに無事発見された。大規模な捜索活動が続く中での生還に、関係者からは「奇跡」との声が上がっている。
ジャスリンダさんは5月23日、13人の登山者と2人の森林ガイドとともに「トランス・スペンサー・チャップマン」登山ルートに出発。翌24日、体調不良で休憩した後に単独で行動を再開し、その後消息を絶った。
捜索には消防救助隊や警察、森林局、先住民族(オラン・アスリ)のボランティアらが参加。ヘリコプターやドローンも投入され、足跡や水筒などの手掛かりが発見されたものの、長らく行方は分からなかった。
その後、6月6日夕方、先住民の男性がポス・ムソ地区のルブク・ガハル村付近で衰弱した状態のジャスリンダさんを発見した。発見時は泣きながらふらついて歩いており、キノコや植物を入れたビニール袋を持っていたという。
本人によると、この14日間は食料を持たずに過ごし、川の水やウツボカズラにたまった水を飲んで生き延びた。また、森の中で何度も転倒し、頭部の軽傷や虫刺されを負ったものの、自力で移動を続けたという。
現在は病院で経過観察を受けているが、容体は安定しており、重傷は確認されていない。医師らはさらなる検査を行いながら回復状況を見守っている。
専門家は、川沿いを移動して水を確保したことや、強い精神力が生還につながったとの見方を示している。